バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

フィンランド、スウェーデン

サーリセルカ-3 ~トナカイのそりに乗って

2018年1月3日

まだ夜も明けやらぬ午前9時。ラップランドの地で様々なアクティビティを提供してくれるラップランド・サファリのピックアップ車がやって来て、本店に案内された。
様々なツアーに参加する大勢の人々と共に、同社の制服とも言える赤と黒の防寒着を、ただでさえ着ぶくれしている体にまとった。これから参加するのは、この寒い北極の地で長時間屋外の風にさらされるアクティビティなのである。
同社がやっているアクティビティには、オーロラツアー、スノーモービル体験、犬(ハスキー)ぞり体験などがあるが、私が選んだのはラップランドならではの動物・トナカイが引くそりに乗ってラップランドの大地を進むものだった。
バスに乗って郊外のそり出発地点へ。既にトナカイ&2人乗りのそりのセットが幾重にもなってスタンバイを完了させていた。 そりにセッティングされたトナカイの写真
そりにセッティングされたトナカイ
1人で参加していた私は、同じく1人で参加していた日本人女性とペアになってそりに乗車する。
午前10時。そりがゆったりと動き出した。人間が普通に歩くよりもやや速いペースで、雪に覆われたラップランドの大地を進んでいく。時には木々の間を、時には大きく開けた雪原をと、様々な大地の顔を見ることができる。正面を見るとそりを引くトナカイのお尻が超アップで迫るので、基本、左右を見て景色を楽しむのが正解だ。 雪原を進むトナカイのそり写真
雪原を進むトナカイのそり

そりで大地を進む間に、ようやく夜が明けたが、相変わらずの分厚い雲で、空の青と雪原の白というコントラストとはならず、上も下も真っ白な世界だった。 前方から見たトナカイのそりの写真
前方から見たトナカイのそり
トナカイの写真
お疲れ様でした
雪原をぐるりと回って11時、出発地点に戻って、そりツアー終了。1時間の行程だった。ほぼ無風で、風を切る程の速度ではなかったので割と快適だったが、気温は勿論低いので、このくらいの時間でちょうど良かったかもしれない。
そりを下りた後は、ラップランド伝統のテントに招かれる。焚き火と温かいお茶で、北極の空気にさらされた体を温めた。 ラップランド伝統のテントの写真
ラップランド伝統のテント
トナカイ牧場の写真
トナカイ牧場
隣の敷地はトナカイ牧場になっていた。昨日は食料としてトナカイに接し、この日は移動手段としてトナカイに接したことになる。トナカイがいかにラップランドの人々にとって密接な存在なのかを実感することができた。
トナカイに触れ、ラップランドの大地に触れ、ラップランドの伝統に触れ――ラップランドの色々な側面に触れることができた、なかなかいい経験になった。

アクティビティを終えて、サーリセルカの街中に戻る。
さて、ランチにちょうどいい時間だ。せっかく海外に来ているのだから現地の名物を食べたいところだが、私のようなバックパッカーの財布にちょうどいい値段のレストランが無い。どこに行っても20ユーロを超える中で、やっと見つけたのが10ユーロ程度のサーモンスープのセットだった。
サーモンスープの写真
ランチで食べたサーモンスープのセット
フィンランドの物価の高さはずっと感じていたが、サーリセルカのようなリゾート地ではなおのことのように思われた。

あとは夕方すぎの便でヘルシンキに戻るばかりだったので、宿のバーでビールを飲んだりしながら時間を潰した。
時折外に出て、オーロラが見えないものかと空を見上げたが、とうとうラップランドの空は私に微笑むことなく、終始厚い雲の向こうに顔を隠したままだった。

16時30分、バスに乗って最寄りの空港であるイヴァロの空港へ向かい、18時35分の便でヘルシンキへ。
20時すぎ、ヘルシンキに到着。寒いのは寒いのだが、雪が無かった分、ラップランドよりは過ごしやすい。
宿はThe Yard Concept Hostelというホステルのドミトリーだったが、それでも85ユーロ。やはり物価の高さを感じてしまう。

明日はヘルシンキ近郊を、新たな「フィンランドのテーマ」を追い求めて巡る予定だ。

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