バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

モロッコ

マラケシュへの道 ~18年ぶりのアフリカ大陸

2013年10月26日

前日夜にエミレーツ航空便で成田を出発して、まずは日本との時差-5時間のドバイ(アラブ首長国連邦)に到着。オイルマネーにわくセレブ国だけあって、空港もどことなく華やかな空気が漂い、午前4時すぎの夜明け前だというのに免税店も煌々と灯かりをつけて営業している。
しかし、この国では入国することもなく、乗り継ぎだけだ。夜が明けた7時半すぎ、ドバイ市中の摩天楼群を横目に、やはりエミレーツ航空便で、次の目的地であるモロッコ・カサブランカへと飛び立つ。

ドバイ空港
どこか華やかなドバイ空港
アラブ砂漠
アラブ砂漠が眼下に広がる

窓側にとった席からは、折からの晴天にも恵まれ、眼下の大地がよく見える。
[これが、アラビア半島の大部分を占めるアラブ砂漠か…]
[シナイ半島って、想像以上に幅が狭いんだな…]
いろいろな感慨を抱きながら外を見ているうちに、アフリカ大陸に差し掛かった。
アフリカ大陸を目にするのは、18年前にエジプトを訪れた時以来だ。今は、あの時訪れたエジプトの上空を飛んでいる――いや、エジプト上空というだけではない。機内で放送されている航路予定図を見ると、首都カイロの上空を飛ぶことになっている。
[もしかすると――あれが見えるのでは?]
私は地上に向けて目を凝らした。そして、案の定、見えた。
上空から見えたギザのピラミッド
上空から見えたギザのピラミッド
ギザのピラミッドである。
前述した通り、私はエジプトを訪れた経験があり、無論その時にギザのピラミッドは見ている。しかし、それは専ら下から見上げるか遠くカイロから見渡すばかりで、見下ろしたことなどついぞ無い。
既に飛行機は安定した高度を進んでいるので、地上からは1万m以上離れているはずだ。そんな遥か上空からでも形を確認できるとは、ギザのピラミッドの規模はもはや化け物級と言っても過言ではない。

離陸から8時間後、モロッコ夏時間の12時50分、同国最大都市のカサブランカに到着した。しかし入国審査の手際が悪く、ようやく空港を出ることができたのが午後2時すぎ。空港から市街に出る列車は毎時00分発なので、余計な空白時間を過ごすことを余儀なくされてしまった。
午後3時発の列車が余裕を持って到着。乗り込んだ先で同じエミレーツ便で来た日本人女性2人組と話をしていたところ、
「これからどちらへ?」
マラケシュへ」
「あ、一緒だ。じゃ、(カサブランカ主要駅の)カサ・ボヤージュ駅でマラケシュ行きの切符を買うの?」
「いえ、マラケシュ行きの切符ももう買いましたよ」
「え、そうなの?」
空港駅からマラケシュへ直行する列車は無いようなので、取り合えずマラケシュ行きの列車が出ているカサ・ボヤージュ駅まで行ってそこでマラケシュ行きのチケットを買おうと思っていたのだが、どうやらこの駅で、乗り換え後のマラケシュ行きチケットも買えるらしい。出発時間までまだ間があったので、私は急いで切符売り場に引き返し、マラケシュ行きのチケットを追加で購入した。
モロッコの大地のファーストビュー
モロッコの大地のファーストビュー

午後3時、列車は定刻通り出発。モロッコの大地のファーストビューが目に飛び込んできた。このあたりは海が近いのでまだ植物も少なくないが、南の内陸へ向かうとそこは不毛のサハラ砂漠なのだ。

カサブランカ手前の駅で降りて、マラケシュ行きの列車を待つ。列車は少々遅れて到着したが、2等車両でも余裕で座ることができ、途中まではWIFIまで使うことができ、異国の列車に揺られて私は少し興奮気味に、SNSにモロッコの様子を書いたり車窓からの風景を写真に収めたりして過ごす。
しかし、途中から強烈な眠気に襲われた。幾ら夕日も地平線の向こうに落ちて暗くなり始めたとはいえ、早すぎるが ―― 無理も無い。ここは(この日はサマータイムで)日本と-8時間の時差があり、つい昨夜までいた日本は既に夜中なのである。時差ボケの1つも起きて当たり前だ。
マラケシュ駅
マラケシュ駅

「着いたよ」
辺りも暗くなった午後8時前、近くの人に起こされた。列車は既に大きなターミナル駅に到着していた。

ここがマラケシュか…

ここからいよいよ、本格的なモロッコ巡りの始まりだ ―― まだ眠気は少々残っていたが、ドバイで、エジプト上空で、マラケシュまでの列車内で徐々に高まってきていたテンションは、ここに来て更に高まった。

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