バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

アジア周遊第8部 カンボジア、ベトナム、ラオス

ビエンチャン-3 ~ブッダ・パーク

2007年11月8日

市内は昨日のうちに一応、見るべき所は見終えたので、この日は郊外へと足を延ばす。

街の中心にあるサオ市場隣りのバスターミナルから14番の市バスに乗り、まず友好橋へ。ここは、メコン川の向こう側に見えるタイへと続く国境の橋である。
友好橋のゲート
友好橋のゲート
ビザが無くても橋の上を歩くことができるという話を聞いていたが、残念ながらゲートには「歩行者通行禁止」の標識が付いていた。近くにいた人の自転車を無理矢理借りて渡ったという日本人の仲間もいたが、私はそこまでするつもりはない。国境ゲートを見ただけでよしとして、同じ路線のバスで更に郊外へと向かった。

その先にあったのは、ワット・シェンクアン。またの名を「ブッダ・パーク」という。
「仏陀の公園」とは何ぞや? 実はここ、仏教国のラオスらしく、おびただしい数の仏像を展示した広場なのだ。巨大な寝釈迦仏をはじめとして、大小さまざまな仏像が並んでいる。しかしよく見ると、ヒンドゥー教の神や、ブッダと蛇神ナーガという宗派無視の取り合わせや、宗派不明の奇妙な像もちらほらと見ることができる。入り口近くにある、おどろおどろしい口をあけた仏塔のようなものの上に上ってみると、公園を一望することができる。
名前はブッダ・パークで、題材は確かに宗教だ。しかし、仏教心が出始めた私でも、ここでは敬虔な気持ちは余りわき起こらず、ただただ面白がって見るばかりだった。

ブッダ・パーク
地上から見たブッダ・パーク
ブッダ・パーク
ブッダ・パーク(上から)

昼すぎに宿の近くに戻る。やはりメコンはこの街のシンボルであり、私のお気に入りの場所である。川辺の屋台でビアラオ片手に昼食をいただく。

夕方の16時から日本人の仲間たちとサウナに出かけることになっていて、待ち合わせの場所へ向かっていると、見た顔の男性がこちらに向かって手を振っている。
ベトナムで一緒に行動していたユウマだった。フエから私とは方向の違うハノイに向かっていたのだが、彼もハノイからラオスに来ていたのである。私と一緒に行動していた仲間たちの中には彼との知り合いも多く、思いがけない再会に皆、大喜びだ。
皆でサウナに行き、薬草のしみ込んだ蒸気を体に浴びる。大勢の日本人が来たので店員が気を利かせてくれたのか、BGMには日本の歌が流れる。嬉しいハプニングに思わず「日本に帰りたい…」とこぼす者も出た。
その後は連日で、メコンの夜景を見ながらビアラオで酒盛りだ。

考えてみれば、次に目指す街もその次の街も、メコンに抱かれた街なのである。メコンは私をどこまで楽しませ、満足させてくれるだろうか。

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