バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

アジア周遊第5部 北インド、パキスタン

ラホール-アムリトサル ~再びインドへ

2007年8月19日

ラホールのリーガル・チョークからNo.3、No.4のバス、オートリキシャを乗り継いで、ワガのインド国境へ向かう。
ここの国境では毎日夕刻、インドとパキスタンが競うように国旗を降納する「クロージング・セレモニー」が有名らしい。私は興味無かったのでわざわざ見に行くことはしなかったが、かなり盛り上がるそうである。

ワガには9時40分に到着。先日とは逆にパキスタン側からインド側へワガの国境を歩く。税関で荷物チェックを受け、なぜか米ドルの両替をさせられ、イミグレーションではまたしても「父親の名前は?」と聞かれ、それ以外の場所でもパスポートチェック。やはりここの国境は、両国の関係を反映した緊張感が少しばかりある。
そして、パキスタン側のゲートとインド側のゲートを結ぶ通路を半分に分かつ白線をまたぐ。

再び、インドである。

そして、インド側でも厳しめのチェックを受けながら入国審査を終わらせ、国境を抜ける頃には11時になっていた。

インド側に出たところで、インドのイミグレーションでも顔を合わせた韓国人の若い女性、ドイツの若い男性のバックパッカーと一緒になる。最初は3人でタクシーをシェアしてアムリトサルまで行こうかと話していたが、タクシーだと最低250インドRs(以下単に"Rs")かかる。
「アムリトサルまでのバスが出ている所までリキシャで行った方が安く済むわ」
韓国人女性が言う。
私はバスが出ている場所を知らなかったので考えてもいなかったが、その手があったか。幸い、彼女がその場所を知っていたので、3人でリキシャに乗ってそのバス停へ向かった。

アムリトサルへのバスは木製シートのオンボロだった。しかも途中で頻繁に客の乗降があるので時間がかかる。とはいえ、耐えられないレベルのものでない。何より運賃15Rsという安さが魅力だ。バス停までのリキシャも1人10Rsで、結局タクシーの3分の1の値段でアムリトサルまで行くことができた。

道中、私の後ろに座っている韓国人・ドイツ人2人の会話が聞こえてくる ―― ん? 英語ではないぞ ―― 中国語ではないか。
「あれ、中国語しゃべれるんだ!!」
私も中国語で会話に入り込む。チベット―ネパール国境越えの際に仲間とガイド氏のコミュニケーションのため不本意ながら使った時以来の中国語である。
独:「アムリトサルに着いたらどうする?」
私:「アムリトサルで1泊するよ」
韓:「どこに泊まるの?」
えーと、
        ・
        ・
        ・
私:「Nearby station…」

やばい。
「火車站附近」という簡単な中国語が出て来ない!!

中国生活に見切りをつけて帰国してから4か月。
最後に中国語会話をしてから1か月。
 ―― 言葉は実に、使わないと錆び付くのが早い。

アムリトサル駅には正午ごろ到着した。
ドイツ人男性はそのままバスに乗り続け、私と一緒にバスを降りた韓国人女性は駅に向かい、私は駅前のPalace Hotel(150RS)に入った。
まさに「一期一会」。つかの間の交流後、三者三様の道を進む。

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