バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

満洲(2006年)

長白山・1 ~糞食らえ中華思想(2)

2006年10月3日

朝、列車が目的地に着くのを待っていると、男が声をかけてきた。
長白山へ行くのかい?」
そう、私が目指すのは、東北地方随一の名山・長白山である。
午前5時40分、列車が長白山最寄りの二道白河駅に到着。列車を降りた後も、「長白山へ行くのかい?」と声をかけられる。 長白山山門
長白山の山門
駅前に出ると、私以外にもリュックを背負った旅行者とおぼしき大勢の人たちが、長白山へ向かうツアーバスの出発を待っていた。
ツアーバスが山に向かって出発。30分ほどで山門に到着した。

午前7時、山門をくぐって長白山入り。そこから“無公害バス”に乗って、まず中間地点の運動員村へ向かう。
道中、ガイドが長白山について説明してくれた。
「長白山は標高2744mの休火山。長白山の火口にある天池は、北朝鮮との国境に位置しています。天池の3分の2は北朝鮮側ですが、そこから流れ出る川は中国側です!
―― 集安博物館に続いて、まただ。まさしく、“我田引水”である。どうしても北朝鮮や韓国には負けたくないらしい。

糞 食 ら え 中 華 思 想

(補足:長白山は朝鮮名で白頭山という)

天文峰へ向かう4WD車
天文峰へ向かう4WD車
運動員村から、道は二手に分かれる。 左側の道は天文峰へ、右側の道は天池瀑布へと続く。
私はまず、天文峰へ向かうことにした。
天文峰へ向かう道は、舗装されているとはいえ、Uターンが連続する険しい山道だ。そこで、4WD車の出番となる。運動員村の停車場からは、日本メーカーの4WD車が頻発している。
4WD車が、つづら折の道を進む。みるみるうちに、先ほどいたばかりの運動員村が眼下に小さくなっていく。
天文峰停車場で4WD車を下りたが、山頂まではまだ少しある。絶景を見渡せるポイントまでは、登山道を徒歩で行くことになる。

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