バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

中国・雲南、貴州

雲南民族村 ~ミニチュア雲南

2002年1月25日

“民族の宝庫”雲南・貴州には多くの民族が生活している。この旅で私が、現地で接することができたのは、イ(彝)族、ペー(白)族、ナシ(納西)族、ミャオ(苗)族ぐらい。 ハニ族寨
雲南民族村のハニ族寨
意識せずに接した民族もあろうが、それでもごく一部にすぎない。全ての民族と接しようとすれば、このエリアを2か月はかけて全部回らねばならないだろう。
雲南民族村は、主な民族の風俗を短時間で見聞することができる、格好のエリアだ。昆明の中心街からバスで1時間足らずの、池のほとりに位置している。上記の民族以外にも、チワン(壮)族、ハニ(哈尼)族、タイ()族などのエリアがあり“雲南の縮図”もしくは“ミニチュア雲南”とでも言うことができようか。
入り口をくぐると、象の石像、そしてシーサンパンナ(西双版納)の象徴・曼飛龍仏塔のミニチュアが私を迎える。
そのすぐ近くにある最初のエリアが、西双版納に住む民族のタイ族寨だ。日程の都合上、シーサンパンナに行くことは諦めていたので、ここでタイ族の文化に触れるのを楽しみにしていたのだが、私の行った時間はパフォーマンスが行われておらす、建物や民族衣装を見るにとどまった。
ハニ族寨で家屋の内部を見学し、ペー族塞で大理の三塔のレプリカを横目にした後、 納西族の踊り
ナシ族の踊り
私はナシ族寨に足を踏み入れた。ここでも音楽が聞こえてくる。ナシ族の大きな家屋の中に入ってみると、茶と茶菓子を味わいながら音楽と踊りのパフォーマンスを楽しめる劇場だった。目と、耳と、舌で雲南の民族の文化を効率よく堪能することができる ―― これが雲南民族村の魅力だ。
先程通過したペー族寨で、結婚式のパフォーマンスがあるという。早速行って開始を待ったが、待てども待てども始まる気配が無い。結局見ることができず、私はその場を後にしたが、数日後、ここでパフォーマンスを見ることができなかったことが、さほど残念ではなかったと思えるような出来事に遭遇することになる。
民族村の正面には民族博物館もある。民族村では見ることができなかった民族の衣装や生活の様子なども見ることができた。
昆湖飯店に戻り、夜を迎えると、昨夜は留守にしていたアメリカ人の同屋がドミトリールームに戻ってきた。初めは英語で話していたが、しばらくして彼も北京語言大学で学んでいる留学生だと分かり、その後は中国語会話となった。
中国で中国語を学ぶこと1年 ―― 私の中国語力はいつしか、明らかに英語力を上回るようになっていた。

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