バス憧れの大地へ

富士山

富士登山記 富士宮、須走ルート登山(2017年9月)

富士宮登山口―七合目

2017年9月8日

五合目の富士宮登山口(標高2400m)を10時15分に出発し、なだらかで歩きやすい赤土の坂道を歩くうちに、10時30分、六合目(標高2500m)に到着。標準タイム30分とされていたが、ものの15分で着くことができた。
六合目の宝永山荘
六合目の宝永山荘
では、メモ帳に到着時刻の記録を――と思ってボールペンを紙の上に走らせたが、インクが出てこない。仕方がない。時刻はGPSウォッチとデジタルカメラに記録させることにしよう。
(ちなみに、そのボールペンは下山後、また使えるようになった。気圧か何かのいたずらだろうか...)

各チェックポイントでは15分休憩をとる予定だったが、ここまでは殆ど消耗も無かったので、5分程度で済ませて10時37分、六合目を出発。
しかし、その先に待っていたのは、五合目から六合目までのなだらかで歩きやすい赤土の坂道とは打って変わって...
六合目からの山道
六合目から先の山道
ごつごつとした石がむき出しになった、急勾配の道だった。上の写真のように、階段のように整備されている場所ならまだいい。時には、登山道と「ここから先に出ちゃダメ」のエリアの境目にロープを張っているだけで道らしい道も無い場所もあった。
道らしい道も無い富士山の山道
道らしい道も無い場所
上から見た六合目~七合目の山道
上から見るとこんな感じ
まあ、この程度、富士登山なら当然だろう。私は一寸の迷いも不平も無く、ひたすら目の前に続く山道を登り続けた。

登り続けるうちに、植物の様子も変わってきた。元より富士宮ルートはスタート地点で森林限界を超えており、須走ルート序盤で見られるような背の高い木々は殆ど生えていないのだが、それでも六合目あたりでは低木の姿も見えていた。しかし気が付くと周りには既に、足首ぐらいまでの低い背丈の草しか見当たらなくなっていた。
標高が上がっていっている証拠である。
新七合目付近の山肌
新七合目付近の山肌
新七合目の御来光山荘
新七合目の御来光山荘
11時18分、新七合目(標高2780m)に到着。少し休憩。
当初の予定では正午ぐらいにここに到着して昼食、と思っていたのだが、思いの外早い到着となった。まだ昼食には早かったので、それは次のチェックポイントに回すことにして11時36分、再び山道を歩き始めた。

周りの風景がどんどん変わっていく。植物が減っていくと同時に、赤土がむき出しになっている場所が多くみられるようになり、全体的に赤が強くなってきている。普段遠目に見る富士山は青く見えるのに、間近に見ると全く異なる色相に見えるのだから不思議なものだ。
足場も目の粗い砂やゴツゴツとした岩が目立つようになり、時にかなりの段差を跨がなければならない場所も出てくる。
3000m地点の看板
3000m地点の看板
12時13分、3000mポイントを通過。そう言うと高い所まで来たように聞こえるが、元よりスタート地点が既に標高2400mだ。本日の目標地点が3700mなので、まだ中間地点に達していないのである。

程なくして12時18分、元祖七合目(標高3010m)に到着。ここで昼食休憩をとる。但し、山小屋内での休憩はできなかったため、山小屋前の通路の隅に座っての食事となった。
元祖七合目
元祖七合目
用意していたおにぎりにかじりつき、エネルギー補給。そう言えば「富士山の上でおにぎりを♪」なんて歌があったなあ。

食事があったのでここでの休憩はやや長めとなり、12時42分、元祖七合目を再出発する。

コメント(0)

コメントする

<新着記事>

Google

WWWを検索a-daichi.comを検索
お勧めメディア(Amazon)
100色で描いた世界地図