チベット問題

チベット問題とは

チベットの人権問題(2)

全てのチベット人が差別・迫害の被害者

迫害を受けているのは“囚人”だけではありません。一般のチベットの人々も、有形無形の差別・迫害を日常的に受けています。

  • チベット人の心の拠り所であるチベット仏教の信仰を厳しく制限され、僧侶たちはダライ・ラマ法王を罵倒することを強要されるという嫌がらせを受けています。(『チベットの宗教問題』で別途言及)
  • 就業の上でも中国人経営の店がはびこり中国語を話せないがために生産活動から締め出され、仕事にありつけた者も不当な理由で簡単に解雇され、働き続けることができたとしても中国移民よりも低い賃金で働かされる(上記の言葉の問題のほか、中国移民には"高地手当"が支払われていることが理由)などの不平等が横行しています。自ら店を経営する者も、優遇されている中国移民の店に押しやられています。中国共産党軍が、そして中国移民が大勢押し寄せて物価が高騰する中、収入の少ないチベット人は苦しい生活を強いられています。そして多くのチベット人が物乞いや売春に身を落とすという問題が生じています。
  • チベット人としての教育の機会を奪われて中国共産党に都合のいい教育を押し付けられています。(これについては『教育問題』『民族浄化』等の項目で別途取り上げます)
  • 病院や学校が建てられてもそれは中国移民のためのもので、チベット人は高額の診療費を要求され、時には診療を断られることすらあります。
  • 住む場所も奪われています。ラサではチベットの象徴であるポタラ宮を取り囲む広いエリアが中国移民居住区となり、チベット国民はジョカン周辺の狭いエリア等に追いやられています。また、チベット鉄道建設で家を取り壊された者もいます。不毛な地に強制移住させられる農民や、定住を強いられる遊牧民もいて、生活習慣の違いに悩まされています。
  • 「富を独占している」という社会主義的観念の押し付けで財産や家畜を奪われた者もいます。
  • デモなどの場で、白昼の街中で暴行を受け、殺されたチベット人もいます。

20年間で不自然な死者120万人超

チベットの国民たちは中国共産党の支配に幾度となく"No"の意志表示をしますが、中国共産党当局は過剰な手段を以てそれを弾圧します。1959年、1987年、2008年などに起きた大弾圧・大虐殺はその突出した氷山の一角にすぎません。

チベット亡命政府の統計によると、1949~1979年の間に(人権侵害や飢餓などで)不自然に死亡したチベット人は、120万人を下らないとのことです。

(2011年8月14日更新)

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