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SAVE TIBET ! チベットに平和を

チベット問題

チベット問題とは

チベットの環境破壊(2)

核の汚染

中国は核保有国ですが、その核の製造・実験・廃棄はチベットで行われ、チベットにはミサイル基地も存在しています。

伝えられるところによると、中国はアムドのダシュ(ココノール湖[中国名:青海湖]近郊)とトルコン(西寧近郊)に核製造センターを有し、ココノール湖の南とナクチュの北西にはミサイル基地があるとされています。中国が保有する核弾頭300~400発のうち数十発がチベットにあるといわれています。
また、タス通信が、1982年7月3日、「中国はチベットの数カ所において核実験を行い、地域住民の放射レベル測定に利用している」と伝えています。

そして、放射性廃棄物もチベットに投棄されています。「海北チベット族自治州のココノール湖の湖岸近くに『20平方メートルに及ぶ放射性汚染物質用のごみ捨て場』がある」ことを新華社が認めています(1995年7月19日)。
廃棄物の管理は、初期の段階では浅く掘られた覆いもないようなごみ処理場に投棄されていたといいます。現在では全てコンクリート製の地下施設に貯蔵されいるようですが、「その安全性は、およそ十年間ほどしか確保されていない」(中国国営『中國核工業集團公司』の安全局局長)。

その結果、

「1960年に至るまで、アムドのこの地域では、農産物は豊作で家畜の健康状態も良かった。今では農産物の収穫高は減少し、原因不明の死を遂げる人間や動物の数が増え続けている。1987年以降、死亡した家畜の数は急激に増加しており、魚はほどんどその姿を消した。1989年、1990年に、この地域で原因不明の死を迎えたものは50人に達している。1990年の夏に、12人の女性が出産し、胎児全てが分娩前、または分娩中に死亡。30歳のチベット人女性、ツェリン・ドルマは、現在まで7回出産を経験したが、すべて死産に終わった」

(1992年9月14日にドイツのザルツブルグで開催された『世界ウラニウム聴聞会』での発表)

という、人間の健康、農業、生態系全体が甚大な被害を受ける結果となっています。

核の原料となるウラニウムもチベットで採掘されていて、鉱山周辺ではやはり人や家畜が原因不明の病気による死亡し、草木が枯れ、川が汚染されているとの報告があります。

これら危険を伴う核施設や鉱山では、政治犯を含む服役者たちが駆り出されており、ここにもチベット人に対する人権の問題が発生しています。

チベットがこうした核を取り扱う舞台になっている理由について、チベット亡命政府は「チベットは、『少数民族』がまばらに居住しているところで北京からも離れているため、中国人の考え方に従うと、『核廃棄物を投棄するには最適な場所』ということになってしまう」と指摘します。
チベット同様に中国によって不当に侵略されたお隣東トルキスタンでも核実験が行われていて、ウイグル人たちが同様の被害に遭っているほか、そこで発生した"核の砂"はチベットにも及んでいる可能性があります。

侵される"アジアの水源"

ブラマプトラ川、サルヴィン川、サトレジ川、インダス川、メコン川、黄河、長江といった名だたるアジアの大河はチベットに端を発しており、チベットは言わば"アジアの水源"です。
しかし、先述したようにチベットでは森林伐採によって河川の氾濫が悪化しており、沈泥の流出も深刻化しています。その結果、黄河、ブラフマプトラ川、揚子江、インダス川などの河口では定期的に氾濫が発生しています。
また、当局は龍羊峡に巨大ダムを造り、ヤムドク湖でも水力発電所の建設を進めています。それは自然環境に影響を及ぼすと同時に、チベット人が崇拝の対象としている湖などに宿る神々に対する冒涜でもあります。
そして、上述した核・・・。廃棄物処理場が老朽化し、土壌が、そしてこれらの河川が核にまみれてしまったとしたら ―― 下流域の国の人々はどうなってしまうのでしょうか。


環境問題は"他人事"ではない

多様な環境破壊によってまず直接的にチベットの人々、チベットの生態系が被害を受けています。
しかし、ことはチベットだけに収まりません。

高度数千mのチベットで汚染された大気は、容易に気流に乗って世界に撒き散らされます。
"アジアの水源"の破壊は下流諸国にまで累を及ぼします。

外国人にとっても、チベットの環境問題は、"他人事"ではあり得ないのです。


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